教育委員の研修旅行

今月3日から5日にかけて教育委員の研修として栃木県宇都宮市、壬生市、群馬県大間々町、伊勢崎市に行ってきました。宇都宮では宇都宮市生涯学習センターでは地域教育という新しい生涯学習と人材かがやきセンターを活かした生涯学習の推進について、壬生市では教育委員会で中学生による地域活動への参画と社会教育委員の関わりについて、大間々町では大間々中学校で学校・家庭・地域が一体となって取り組む主体的に学ぶ生徒の育成について人権教育から開発的生徒指導を、伊勢崎市では北小学校でコミュニティスクールについて学んできました。最終日は近代日本を支えた富岡製糸場を見学してきました。それぞれ非常に盛りだくさんで2時間程度の研修では先方にも悪い気すら感じるくらいでした。宇都宮では特にプログラムの作成の仕方に興味を持ちました。対象を決め、情報をコンビニの雑誌でチラ見し、妄想で対象を具体化し、目的を前に出さず、内容によっては3回コース、1回コースを決める。担当者の意気込みと楽しさが伝わってきました。様々な取り組みをしている宇都宮市。学生時代たくさん訪れた地だけに余計に思い入れが有りました。壬生市では教育委員会が社会教育委員会へ平成23年に諮問をしました。大変珍しいことです。それを受け、平成24年度には社会教育委員が動き、答申をし、計画を策定し、実行する。そして今年度はまたもや修正内容の諮問をするというスピード感に驚きました。大間々中学校では、治す指導ではない育てる指導を積極的に展開する開発的生徒指導に共感しました。生徒の学ぶ意欲や自己肯定感、有用感が向上し主体的に学ぶ生徒の育成に向かってきているとのこと。また驚いたのは生徒の変容で教職員も変容していったということです。大人が変われば子どもも変わるというのが通念ですが、子どもが変われば大人も変わるのです。大人も成功体験が必要だということでしょうか。北小学校では地域のボランティア力の高さを実感しました。コミュニティスクールが始まる前から地域の方が学校へ入って実際に授業のお手伝いをしていたそうです。富岡製糸場では近代日本の幕開けと時代の趨勢を感じてきました。
3日間の研修でしたので長丁場でしたが、一緒に行った教育委員の方々と事務局の方のお陰で有意義な時間を過ごせました。
あとは、実行有るのみです。

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