写真

写真をやろうと思った事が何度もある。

この一瞬を。
この瞬間を逃してなるものかと、意気込んでいた時期があった。

昨年2月12日に亡くなった祖父から譲り受けた一眼レフのカメラを
携帯し、ことあるごとに撮影した。

当時はフィルムの時代。

撮影が終わり、フィルムを巻き上げる。

予想通り、失敗した。
すべて泡と、いや真っ黒になった。

今は、デジカメの時代。
フィルムのように、真っ黒くなることもない。
パソコンに取りこめば修正だってできる。

だけれども、うつくしい自然の写真を撮ろうと思わなくなった。

なぜか。

自問するが、判らない。

ありきたりの自然に慣れてしまったのかも、どこかに感じる失望かもしれない。

冬になると、星野道夫という写真家を思い出す。
一番好きな写真家だ。唯一と言ってもいいだろう。
彼の書く文章も好きだ。
星野道夫が言っていた、自然とは人間との関係性の中にあるという言葉が思い出される。

もう一度、星野道夫を読んでみようと思う。

コメント

ツッチー さんのコメント…
たまには、フォトブログも面白いんじゃない?
南会津の日常が気になりますね。雪、暖炉、食・・・。
Unknown さんの投稿…
そういうことならばやってみます!

人気の投稿