鈴木農園のなめこ

野茂英雄さん

かつて、ロサンジェルスドジャースで活躍した元大リーガーを
アメリカのメディアはこう称した。

『ソルジャー』

今回、福島県農業会議の経営研修会でお邪魔した鈴木農園の鈴木社長は、
まさに『ソルジャー』だった。

19才で起業し、なめこの栽培で特許をとり、70名の従業員を抱えるほど会社を大きくしてきた。
それも先日の原発事故でこれまでの苦労が泡と消えた。
取り引きがほとんどなくなり、取り引きがあっても卸価格が半分以下、売上は震災前の50%だという。
苦情の電話では、「どうして福島県で作るのか。作らなければ風評被害はない。」と言われる。
しかし70名の従業員は1人も解雇せず、再生エネルギーなどの復活策を模索中。

そんな後ろ姿は2人のご子息の心を動かし、会社復活の大きな原動力となっている。
まだまだ復活の道筋は模索中だそうだが、ぼくも鈴木社長の生き様に感銘を受けた。

鈴木農園のなめこ。



なめこを育てる菌床が入っているコンテナ。
ここでいろいろ混ぜる。
放射能を吸着するゼオライトも入れる。





ポットを入れる箱。













1次発酵が終了したポット
ここに1ヶ月近くおく


ここで大きくする
湿度100%。
2回収穫します。
1回目は普通のなめこ。
2回目はじゃんぼなめこ。




選別の様子
今は、ちいさいなめこが売れないから全部捨ててしまうという。



じゃんぼなめこ
天ぷらで食べるとおいしいそうだ。
フライはもっとおいしいって。
いただいたなめこはゆでて醤油でたべた。
 説明してくださる専務。
非常に判りやすい説明でした。
 枝豆も作っています。
これは除草剤などを撒く機械。


 機械群。
にんじん、枝豆などを作っている。



にんじん収穫機。
材料のおがくずの様子を説明する専務。











郡山という立地にも関わらず、風評被害で悩んでいた。
従業員を削減すれば、いいのだろうけど、それは話していなかった。
息子さんたちは、今帰ってこなければ意味がないと言っていたそうだ。
感服するハングリー精神だ。

鈴木農園のなめこ。

関東では、LIFEというスーパーマーケットで買えるそうです。
ぜひぜひ、なめこ食べてください。

鈴木農園のホームページ
http://www.jumbo-nameko.co.jp/top.html

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