今年のりんごは大変うまい。

雨が少なかったからでしょうか。
今年のりんごはめっぽううまいです。
特に、フジの早生品種、昂林がうまい。
ということは、フジも、うめい!とういうことですね。

天候に左右される現在の農業はいつか変わる日が来るのでしょう。
科学技術がそれを可能にすると思います。
実際に野菜を栽培するビルなんかもありますしね。
砂漠でも野菜工場を建てて、食料を安定的に供給するビジネスも
これから盛んになるでしょう。

でも、もしかしたら、今年のフジはうまい!という会話は
聞かれなくなるのかも知れませんね。だって天候に左右されないから
味が変わらない。いつも同じ味がスーパーで売られ、食卓に並ぶ。
そうするときっと面白くないから、品種改良でさまざまな改良がなされ
私たちの要望を満たしてくれるでしょう。

私たちは、変化を好む側面と安定を求める側面があり、それのせめぎ合いを
しながら生活しています。だから四季を好む人と温暖な地を求める人がいる。
どちらが良いということではない気がします。性質ですから。ただ、風情という
点では、違ってくる。人が持っている風情。土地が持っている風情。

いつの日か、今年のりんごは大変うまい!という会話がなくなるのかも知れません。
でも、ぼくはそれを聞き続けたい。感じ続けたい。

可能な限り。

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