寂しさと嬉しさと

昨日、結婚式におよばれしてきました。
非常に和やかで、格式があって、素敵な結婚披露宴でした。
16年前の僕らの結婚式とはずいぶんと変わったなあと。

僕ら夫婦が座った席は一番の上座。
大学の先生や会社の社長さんとご一緒させて頂いた。
騒がず、ノラず、がっかりさせず、さすが!と思わせる会話で
楽しい時間を過ごすことができた。

自称、新婦の父が見せた表情が印象的だった。
寂しさと嬉しさとが混じった表情。
まさしく父の表情だった。
これまでの人生の終止符とこれからの人生の切符。
自分があの表情を見せる時が来るのだと思い
身が引き締まる。

表情は、その人の人生を表すと言います。
笑顔がどこか陰がある人、その陰が瞬間的なもの、長いもの。
底抜けに明るい子どもたちの笑顔にも似た笑顔を見せる人もいます。
それは演技なのか、天性のものなのか。
そう考えているぼくの表情はきっと瞬間的に陰があるのでしょう。

寂しさと嬉しさと。
人を育ててきた時間と人を想う時間が、そうさせるのでしょう。
これからの人生の一つの思い出になりました。

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