先見の明

りんごの王様、ふじの早生品種、昂林。
10月中旬からふじのおいしさが味わえ、楽しみが増す、有り難いりんご。
突然発見された貴重な品種。

ひめかみ。岩手県の姫神で開発されたふじと紅玉のアイノコ。
蜜がたっぷり入って、酸味もあり、甘みも強く、料理にもできる。

2つとも亡くなった祖父、竹一郎が選んだ品種。
当時は、ジョナゴールドと王林とふじが主流で、ひめかみと昂林なんて売れるのかと
実際思っていましたが、今、道の駅では、ひめかみが大人気。わざわざひめかみ目当てで
来る人もいるそうです。昂林も蜜入りで大玉で大人気。うちでは、りんご狩りのりんごとして大活躍です。19日も、18日のりんご狩りが楽しく、小学生のお子さんと一緒にわざわざ来て、りんご狩りをしたご家族がいました。

今あるものは、昔、誰かが選択して栽培しているもの。
非常に有り難い、先見の明。
時代のニーズを探し、行動に移す。
祖父は、開墾し、りんごを始めました。
(実際に作業をしていたのは、祖母と祖父の姉妹でしたが)
ニラも栽培していて、けっこうな収入を得ていたそうです。

祖父はまたハイカラな人だった。
スカーフして、かっこ良かった。

たまに、祖父に似ていると嫌みを言われることがあります。
祖父もぼくと一緒で休み(一服)が大好き。
10時と3時の一服にはどんなお菓子を食べ、何を飲むか。
考えると仕事もはかどります。
祖父も、田植えには浅井屋さんの玄米まんじゅうを買ってきてくれました。
今でも玄米まんじゅうを見ると祖父を思い出します。

ぼくもいつかそう言われる存在になれたら、と。

追記;昂林の名前をずっと間違えていたようです。昴に林で昴林だと思っていました。
   桑山さんありがとうございました。こういう出会いもありがたい。

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