帰り道

帰り道。

時間は平等に過ぎる。
太陽とともに起き、太陽とともに休む。
1日の始まりを軽やかなリズムで
1日の終わりを賑やかな語らいで。

朝日が眩しく、夕日が優しく見えるのは
懸命なことの証しか。

帰り道。

家路へ向かう足取りは軽い。
重いのは少し忘れものがあるのだろう。
心はちゃんと覚えている。

駐車場の整列は平安な生活の表れ。
若者の笑顔は健全の表れ。
老人は笑顔を迎え入れる。

彼らが生きる時間は
共有した時間が大きく影響する。
安心の中を彼らは生きるのだ。

人生プランマイナスゼロという。
それはおそらく、間違いを恐れずに言えば
大きな事業を成し遂げた人は
大きな損失をどこかで追うということではなく
最後は安心の中に生きるということなのだろう。

プラスマイナスゼロだからと
諦めるのではなく、社会の為に
むしろ大きな事業を成し遂げるべきである。
ただ、自分の安心はどこにあるのかを
常に考えながらいくのだ。

帰り道。

ふと、そんなことが浮かんできた。

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