旅立ち

子どもが見せる表情はいつもリラックスしていて、親としてはどこか不安な感じがするもの。

つい、喧しくしてしまうのにはそういったことが関係しているのだろう。

いつからか、彼らは旅立つ。

その瞬間に立ち会えたのなら大変な幸せだろう。

大きな転回点。

緊張と不安と自信とが混じり合いながら、その局面と向き合うのだ。

初めて、ひとりで。

それは、初めて名前を漢字で書けたときかもしれないし、ラブレターを書いたときかもしれないし、入学試験を受けたときかもしれない。

でも、それはきっと自分自身では気付かないのだ。単なる通過点にしか過ぎないから。

僕らは違う。

彼らの旅立ちに拍手を送ります。



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