贈り物はそのものだけではなく、プラス時間なのだ。

妻の親友から荷物が届いた。

紗代が世界大会に出場するからって
昔自分が着ていたユニフォームや絵はがきを
わざわざ届けてくれたのだ。
ありがたい。

自分たちが過ごした時間が
子どもの代になっても続いている。
自分たちには懐かしくて、誇らしくて
子どもには新しくて、嬉しそうで。

贈り物はそのもの+時間なのだと。
それを考えてくれた時間、
それを見つけてくれた時間、
それを送ってくれた時間。
時間のお返しは、時間で、する。
その人に手紙を書いたり、メールを打ったり。
お返しをするときは、きっとその人を思ってするのだから
その人に時間のお返しをしているのだよ。

今もそう。

きっと、この文章はその人には読まれないだろう。
でも、そういう時間を過ごしたことは、自分が一番知っている。
心が覚えているのだ。


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