うまがんべぇ平成26年3月号より 序文

いよいよ今月ですね。3月11日午後2時46分。私はあの時、静岡県富士市で参加者が2000人を超えるフライングディスク競技であるアルティメットの大会の運営をしていました。大きな揺れを感じ、駿河湾を目の前にした河川敷であったため試合を中断してもらい、全員を防波堤に誘導しましたが、どうも様子がおかしいので大会は中止、即刻全員宿舎に戻ってもらいました。携帯で様子を確認していると映画のような映像が流れてきました。スタッフ全員で緊急ミーティングをして朝一番で撤収をして帰路につくことにしました。私は家族と連絡を取れず、いらいらしてました。朝一番で撤収を終え、10時には解散し当時の従業員の吾妻さんと一緒に自宅へ向かいました。吾妻さんは郡山出身で宇都宮大学OB。卒業しても車で東京へ出かけるなどで東京から北上する幹線道路には熟知していており、裏道を通ってなんとかかんとか午後7時には自宅に無事到着しました。自宅は全くの無傷。テレビとのギャップに驚いていたことを今でも覚えています。そのあとのことは周知の通りです。その後、放射能が降り注ぎ、農産物は出荷停止。放射能の実害が無くなった後も風評被害。お客様がどんどん減っていきました。今、この文章を読んでいらっしゃる方は私たちの恩人です。こうして文章を書けるのは皆様方のお陰です。 本当にありがとうございました。私たちの使命は安全でお手頃な食べながらにして健康になる食べ物をお届けすることです。僕の夢は、うちの作物を食べた方々が魔法にかかったように幸せで元気になることです。震災から3年。お世話になった皆様への恩返しはこれからです。
 3月2日に第2回目の2014AzaleaGamesというフリスビーの大会を開催しました。今回は64名の参加で、前回が51名でしたので13名増えました。5年後には400人を超す大会にしたいと意気込んでいます。この大会の良さは、冬期間からの目覚めを感じてもらえることと元気一杯の参加者の笑顔です。参加者の多くが大学生ということもありますが若者はいつも元気一杯ですね。元気が無いと言われがちですが、そんなことはありませんよ。夢中に活動している若者たちもたくさんいます。何かに夢中になれる若さをいつまでももち続けていきたいです。これを読んでくださっている皆さんのように。(とか)

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