アルティメットの確率

いつも言っているけれども、試合中に起こる『100%』というコールが嫌いだ。

『100%』のプレーをようぜ!というコールなのだろうが

そもそも『100%』のプレーとは何か?


ここで、私が常々考えているアルティメットにおける確率の話を。

パスの結果には2つある。

成功と不成功。

ということは、起こるうる結果は2つ。

1本のパスにつき、成功か不成功の2つが起こりうるのだから

確率は1本のパスにつき常に1/2になるはず。

ということはパスが多ければ多いほど、確率は下がるのである。

2本で成功する確率は、1/2×1/2=1/4  つまり4本に1回

3本で成功する確率は、1/2×1/2×1/2=1/8 つまり8本に1回

5本で成功する確率は、1/2×1/2×1/2×1/2×1/2=1/32 つまり32本に1回

10本で成功する確率は、

1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2=1/1024  つまり1024本に1回

という果てしない確率なのだ。



だからこそ、少ない本数での得点を狙うべきなのだ。



言い換えれば、日本の華麗なる素早い効果的なパス回しは

ある意味芸術的ともいわれるのである。




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