謙虚

よく言われることがある。
できない人の気持ちがわからないと。
確かにそうだと思う。

自分のこれまでを振り返ると
自分が常にできない、教わる立場にいた。
だから自分は常にできない人と思っている。

それを反映しているというつもりはない。
振り返るとそうだということ。
しかしよく思い出してみると自分がいた場所は
比較的できる人が集まる場所だった。

たとえば、学校では勉強が主だから
勉強が比較的できる人といたし
大学ではアルティメットができる人と一緒にいた。

今、できる人の気持ちを理解するというのは
時間がかかるので妻に聞いてみた。
できない人の気持ちが分かるとはどういうことか?

答えは、意外な言葉だった。

『謙虚であること』

自分が謙虚であれば、対応は違ってくる。
とても腑に落ちた。
長年、この教育界にいるとどこか高圧的になってくる。
昔の生徒がまだ慕ってくれることは昔はまだそうではなかったからだと
推察できる。
今の生徒がのちに慕ってくれるかどうかが問題なのではない。
自分が常に謙虚でいられるかどうか、それが問題なのである。


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