2つ同時に。

8月20日から始まる恒例の筑波大学アルティメット合宿のメニューを考えた。
これまでいろいろな人のアルティメットを見て来て、今後の人たちに必要な事項を見つけた。それは2つの事を同時に考えているか?ということ。もしくは3つ同時に。
一つの事に集中する事は尊い。しかし日常生活やスポーツをする事については一つの事にだけ集中するのではなかなか厳しい。たとえば料理を作っている時に1品1品ずつ作っていたのでは埒があかない。ご飯作ってみそ汁作っておかず作ってで2時間もかかる。それでは毎日の料理はできない。ましてや洗濯機を回しながらの料理など不可能だろう。スポーツをする場合も同じ。ただ走るだけの競技もあるだろうが、たいがいのスポーツは同時に二つの事を考える。たとえばテニス。来たボールを返すだけだが、相手の体制や癖などを瞬時に判断して(もっとも前もって決めておく事も必要だけれども)打ち返す。
そして今の若者にはその2つの事を同時に考える必要のある”外遊び”の経験が少ない!ゲーム世代の人たちである。身体を動かしながら頭はフル回転。どうしたら怪我せず最高の結果を残せるかが遊びの醍醐味である。
今回の合宿のメニューには遊びの要素を取り入れてある。ジョギングもパスしながらだし、体操もディスクを持ちながら、対面パスも2枚で行う。基礎練習もディフェンスを付ける。コートや人数にも工夫した。どうしたら点が取れるか、取られないか。それを考えながら取り組んで欲しい。

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