アルティメットに対する認識の違い

先日の発言でご迷惑ご心配をおかけしましたこと、大変申し訳ないです。ただ、なぜ僕が憤慨したかということはきちんと整理してお伝えしなければいけないと思い、これを書いています。

大学時代から続けているアルティメット。
ずっと続けていられる一番の理由は楽しいから。
そして次の理由は身体接触がないからです。
僕のような小さい体の選手が大きな選手にぶつかられたらひとたまりもありません。あっという間に怪我をして競技を続けられません。もしかしたら普段の生活にも支障が出るでしょう。

審判がいたら、どうか?
この問いに答えるにはラグビーやサッカーなどを見れば一目瞭然です。審判がいたってぶつかるし、むしろ審判がそれを違反行為を宣言しなければ良いということになってしまいます。

アルティメットに審判が必要か?
必要でしょう。ただ、本人同士がわからない場合に聞く程度で良いと思います。実際に一生懸命走ってディスクを取ってラインを踏んだかどうかなんてわからない場合が多いです。

勝つことが第一義か?
それはそうかもしれません。もしそれがそうならば、その選手は一番強いチームに移籍すれば良いことになります。ただし、そのチームの中でも試合に出る出ないの競争があり、勝つや負けることが発生します。僕の考えは勝つことに越したことはないが、強いチームには負けるし、弱いチームには勝つというものです。だから自分自身に負けないようにすることが第一義です。自分が信じたことをやり通せたか、それを大切にしています。例えば、目があったから投げる、キャッチしやすいところに投げる、ディスクを持っている人が投げたいところに走るなどを大切にしています。

アルティメットは言ったもん勝ち?
それはそうでしょう。でも、しっかりと反論できなければ審判が必要説に流れてしまいます。今回の北上大会であったことですが、トラベリングコールに対して足の指の感覚がちゃんとあったという発言をあとで聞きました。素晴らしいことだと思います。もしそれを現場で聞いていたら僕はコールをチームメイトに撤回させ、プレーを続けさせたでしょう。
大切なことは、自分の意識がどこにあるかです。
トラベリングコールは軸足が動くことからコールされます。軸足が動かなければコールされません。そしてルールでは軸足を決めて投げなければならないとされているはずです。投げたあとで軸足はこっちにすればトラベリングにならないということではないはずです。

そしてなぜ僕が憤慨していたか?
それはその時に話し合って終わるべき問題だからです。試合中、僕はある選手にトラベリングコールをしました。明らかに軸足を固定していなかったからです。本人も納得してくれたようです。ただ、試合が終わったあとでそのことについて違う選手が僕に背中を向けて文句を言っていたのです。僕はそのことを注意しました。というより怒りました。なぜ面と向かって言えないのか?と。その選手はずっと気にかけてきた選手でしたし、大変残念でした。そして大会期間中も僕とは目も合わしませんでした。そして大会が終わったあとであの試合は気分が悪かったというツイートをしてきたから憤慨したのです。もし文句があるなら面と向かっていうべきです。言えないならずっと言わない。年上とか上手とかあるかもしれない。でも、心に引っかかっているなら相手に問いただすべきです。問いただすことができないなら聞きに行くべきです。あれはトラベリングだったのかと。

ルールは相手に嫌な思いをさせないようにあるものです。
解釈で自分の思い通りにするものでもありません。
相手を尊重する精神こそ、一番大切なことだと思っています。

コメント

人気の投稿