2011関東オープン感想

2011関東オープン 感想

2つの課題を発見。
1つ目は、1本目プロブレム。
2つ目は、足がとまってしまう症候群。
この2つはもちろん連動しています。


アルテのオフェンスで一番難しいのが、1本目の球出しなのは、周知のこと。
この課題を克服していないチームがたくさんありました。そしてその課題を
試合や練習試合で挑戦していることに閉塞感を感じました。
はっきり言ってしまえば、1本目の球出しは、QBと1本目との2人の問題。
それは2人だけ(もちろん練習にディフェンスは必要)で練習すればいいことで
あるはずなのに、それを試合や練習試合で調整していることに問題があります。
それで失敗してしまったら、オフェンスは終了しディフェンスになる上に
ポジション上、相手のゴール前になってしまい、失点の恐れが一番高いのです。

それにともなって、レシーバーはどこに動いていいかわからない状態で球出しを
みています。そして、どこにでるかわからないから、ディスクから目を離せない。
ディスクから目を離せないから、動きは小さくなり、ディフェンスに読まれてしまう。
ディフェンスに読まれてしまうから、余計に動けなくなり、膠着した状態になる。

この負の連鎖が多くみられました。

また追加すると、一人の動きからの連動がみられませんでした。一人が動くことで
必ずスペースが生まれる。その生まれたスペースをより速く発見できず、活かし
切れていませんでした。この動きは、ホライゾンオフェンスには必須です。最初の
ポジショニングで相手に対してアドバンテージをとる。このことが連動をより効果的な
動きになります。

ディフェンスに関しては、ただオフェンスについていく傾向がありました。
ポジションにもよりますが、ディフェンスには2つの方法があります。
1つはぴったりつく方法ともう1つはディスクとオフェンスの両方
みる方法です。二つに共通することは、相手に併せるのではなく、相手を追いつめる意識で
つくということです。決して、完璧に押さえようと思ってはいけないのです。完璧を
目指せば目指すほど、大きな失敗が待ち構えています。むしろ、コースをしぼり、オフェンスを
走らせることでパスブロックのチャンスが生まれるのです。

この課題の克服の第1歩は、意識を変えることです。意識を変えるだけで成功するチャンスは増えます。
しかしながら意識を変えることが一番難しいと言えますので、常に意識し、プレーしている状態では
考えないようにする必要があります。考えてプレーしているようでは、世界のスピードにはついていけません。

東北から世界を目指すプレーヤーが一人でも多く輩出してくれることを願っています。

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